テレビっ子、世にはばかる。

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テレビの視聴率ってニンゲンだけが調査の対象なんだろうけど、もしもイヌやネコにまで対象を広げたら、きっと結果が違ってくるんだろうな。

ボクのお気に入りはNHKの「ダーウィンがきた!」やNHK BSの「世界ネコ歩き」、「グレートネイチャー」などなど。

これらの番組が始まると、テレビの前に正座して見てるんだけど、見ているうちに興奮してテレビボードに上って間近で見てしまうんだ。

 

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もちろんネコ系の番組は言葉が理解出来るから見てて面白い。分かりづらいかもしれないけど、シチリア島のネコはイタリア語を話して、京都のネコが京都弁を話す...なんてことはなくてネコの言葉は世界共通。

たぶんネコを飼ってるニンゲンもそのことは知ってるはずだけどね。

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次についつい夢中になるのがトリ系。

何が面白いって飛ぶんだもの!さすがに言葉は種類によって違うから理解できないけれど、ベランダで出会うアオバズクさんやジョウビタキちゃんの仲間だからボディランゲージで動きが何となく予測出来て面白いんだ。

 

動物番組専門のボクとは違って、みかんは天気予報やサッカーや野球も見る。

天気図を指すあのボールが付いた棒を目で追いかけて、興奮すると画面にネコパンチを繰り出して楽しんでるし、サッカーや野球は当然ながら...(笑)

 

テレビってホント面白い♪

 

 

 

 

短いシッポと長い脚

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以前、ボクにシッポがないデメリットを書いた気がするけど、とにかくシッポを使って走ったりバランスを取ったり出来ないし、シッポを使って気持ちを伝えたり出来ないので無用なトラブルに巻き込まれたりしちゃうんだ。

でもシッポがないメリットがひとつだけ。

それは...仰向けに寝られること(爆笑)

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とーちゃんやかーちゃんに甘えるためにゴロン!した後、お腹をナデナデしてもらってるうちに、あまりにキモチ良くってそのまま寝ちゃったりして...。

『ジロちゃんは、全く緊張感っていうか警戒心ってのがないんだから!』

かーちゃんはそんなボクの寝姿を見て苦笑い。

ハハハハ...お腹を丸出しにして寝てたって、誰もボクを踏んづけたりしないって信じてるからね(笑)

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あ、それと、ボクはみかんやうり姐さんと比べて、後脚が長くて、歩く時に短いシッポが上向きに見えるのも特徴なんだ。

その姿を見てとーちゃんはウサギさんに似てるって言うんだけど、どうですかね?

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カリカリと家族と薪ストーブ

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ボクがこの家に暮らすようになって、一番幸せだと感じるのはカリカリが好きなだけ食べられること。もちろん、うり姐さんやみかんと安心して過ごせることや、窓から四季折々の景色を眺めることも幸せだとは思うけど、腹ペコで死にかけたボクにとっては食事の心配がないってのが何より嬉しいんだ。

忘れちゃいけないもう一つの幸せ...それは暖かい冬。
ボクは冬生まれだけど、春までは母さんと一緒に過ごしてたから本当の寒さってのを知らなくて、お家に入れてもらう前に秋の寒さをちょっぴり経験しただけなんだけど、エジプト原産のボクらネコは寒さがとっても苦手なんだ。

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我が家は冬になるとリビングの隅っこにある薪ストーブに火が入る。
とーちゃんが山で木を切ってきて、庭で斧を振り下ろして割った薪を2年ぐらい乾かして焚いてるらしいけど、これがもう本当に暖かいんだ。
リビングの薪ストーブ1台で家中を暖めているから、どの部屋もドアを閉めないおかげでボクらは自由に出入り出来るし、「蓄熱」って言うらしいんだけど、壁や床が一度暖まると、とーちゃんたちがお出かけしても丸一日ぐらいは20℃以下になることはないし、お部屋の空気を吸って煙突から吐き出してるから、いつも空気がきれいだし。

ネコといえばこたつってのが決まりごとらしいけど、ボクらは薪ストーブがお気に入りだな。

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3匹の子猫のフォトフレーム

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とーちゃん&かーちゃんが飛騨高山のお土産物屋さんでフォトフレームを買ってきた。

ボクら3匹の写真が入るのかな?って思ってたら、ちーちょ兄さんの写真が入って、それをボクら3匹が覗き込んでる...って感じにしたかったみたい。

 

ちーちょ兄さんを語るとき、とーちゃんは遠い目をして微笑みを浮かべて...お別れからもう6年になるのに、まだとーちゃんの心の中に生きているみたいな、そんな感じがするんだ。
とーちゃんはちーちょ兄さんのお骨を大好きだったお庭の白樫の木の下に埋めるつもりでいたみたいだけど、今もまだリビングの片隅で家族を見守ってくれているんだよね。

『ちーちょが居なかったらキミたちはここにいないんだぜ(^-^)』
とーちゃんはいつもそう言う。

ネコが嫌いで、しかもネコアレルギーでくしゃみが止まらなくなる家族の家で、初めて一緒に暮らしたネコがちーちょ兄さん。今でもボクらがイタズラすると『ちーちょだったらこんなことはしない。』『ちーちょに叱ってもらわないと!』って叱られることもあるから、とーちゃんたちにとって、ちーちょ兄さんはとても大きな存在なんだろうな。

 

あ、でもね。ニンゲンには見えないかもしれないけれど、ボクらネコは時々ちーちょ兄さんの存在を感じることがあるんだ。

オカルトちっくに思われるかもしれないけれど、ボクらには五感以外にニンゲンにはない"気配"を感じることが出来るんだけど(「テレパシー」の時にも話したよね)、時々、階段の上で優しい目をしたちーちょ兄さんがボクらを見守ってくれてるなぁって感じるんだ。

ボクらが耳と尻尾を下げる“畏れ”のポーズで、誰もいない&何もない廊下や階段を見つめたままフリーズしている時があるだろ?
それってちーちょ兄さんの気配を感じてる時なんだよ。

ネコアレルギー

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 昨日の夜、ボクがテーブルの下で居眠りをしていたら、とーちゃんとかーちゃんがTVを見ながらお話をしていた。

 

『ジローがすっかり我が家に慣れて良かったよね。』

『そうだね。Kセンセイも奥さんのAちゃんもこの子は家の中で飼うのは絶対ムリ!って太鼓判だったんだもの。』

『ちょっとイヤな顔をしながらも優しくしてくれる“ま、いっか星人”なうりのおかげよ。』

『だけどさ、ジローもメチャ気遣いして、控え目な態度だからだよな。』

『それにすぐに家に入れるんじゃなくて、2ヶ月間網戸越しに過ごして、お互いに良く知り合うことが出来たのも良かったのかもね。』

 『確かに。うりちゃんを守るために、病気の有無がハッキリ判るまで、避妊手術が出来るぐらいに体力が戻るまでは別々にって理由だったけど、まさに"逢えない時間が愛育てるのさ♪"by Hiromi Goって感じ?(苦笑)』
『なんだか、不良っぽい風来坊ってイメージで"ジロー"って名前になったけど、今のあの子は"福ちゃん"って方が似合うわよね。』
『確かに(笑)』

 

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とーちゃん、かーちゃん、それは違うよ。

ボクがこうして幸せに暮らしているのは、とーちゃんとかーちゃんのおかげさ。

ボクは知ってるよ。

とーちゃんもかーちゃんもにーちゃんもねーちゃんも...ホントは家族揃ってネコアレルギーだったんだもんね(笑)

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お正月

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ボクはお正月が大好きだ。

あ、もちろん鏡餅のかぶりものが好きって意味じゃなく、コレは今も好きになれないんだけど(苦笑)、なんたって家族がみんな揃うのが良いんだ。

とーちゃんによれば、お正月に家族が揃うのは今年が最後なんだって。

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みかんを拾ったトーキョーのにーちゃんは、ボクを乱暴に扱うので苦手でこれまでにーちゃんが来ると逃げ回ってたんだけど、今回試しに近付いてみたら結構良いやつでさ。猫じゃらしでずっと遊んでくれたり、新しいおもちゃをお土産にくれたりするしね。

そりゃみかんを拾って4ヶ月も育ててくれた優しい人なんだから当たり前なんだろうけど...食わず嫌いはいけないよね(笑)

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大掃除

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年末の大掃除、とーちゃんとかーちゃんも忙しいけど、ボクらも忙しい。


うり姐さんは、かーちゃんが玄関や勝手口を開けて外に出るのを虎視眈々...じゃなく猫視眈々と狙っていて、かーちゃんが掃除道具を手にしながらドアを開けた瞬間、外に飛び出して、今年最後の自由を楽しむんだ。
いつもなら一時間ほどで戻ってくるんだけど、年末大掃除の時はとーちゃんやかーちゃんが外にいる時間が長くて、他のネコが入ってくることはまずないので、安心して敷地内をウロウロとお散歩。

うり姐さんは♀なので縄張りもないし、パトロールの必要ないので、お外で網戸を洗ってるとーちゃんのすぐそばに座って作業の様子を見守ったり、家の中では楽しめない木登りや側溝の蓋の下のトンネルくぐりをしたりと、お外を存分に楽しんで、夕方になって何事もなかったように帰ってくるんだ。

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ボクとみかんはお外に出るのが怖いので、とーちゃんの窓拭きにおつき合い。
外から窓を拭いているとーちゃんの雑巾の動きに合わせて、ボクらも内側からネコパンチ。透明なガラスは外が丸見えでイマイチ面白くないんだけど、すりガラスだと雑巾だけが動いてるように見えて、とっても楽しいんだよ。

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あとはとーちゃんがハシゴに上って蜘蛛の巣を払ったり、ログハウスの隙間をコーキングしたりしてるのを見るのも楽しい。
だって、とーちゃんってああ見えて高所恐怖症だから、ボクらがいつも全力で走ったり取っ組み合いをしたりしてる手すりぐらいの高さでも足がガクガクブルブルするんだもん。

 

ニンゲンは年末年始は忙しいみたいだけど、みかんはかーちゃんがいつもと違うお料理を作ってるのを見てるのが楽しいみたいだし、ボクは一日中とーちゃんが家にいるのが嬉しいんだよね。